コピーライティングだけを神格化してしまっていませんか?

コピーライターとして有名なGary Halbertの、「コピーライティングで解決しないビジネス上の問題は無い」という言葉を引用して、コピーライティングの重要性が説明されることがあります。

特に最近は情報商材のインフォプレナーやアフィリエイターのブログ・メールマガジンなどを見ていると、「アフィリエイトで稼ぐためにはコピーライティングが全て」「インターネットで稼ぐためにはコピーライティングだけを極めれば良い」このような主張をよく見かけるのでは無いかと思います。

「コピーライティングで解決しないビジネス上の問題は無い」
「アフィリエイトで稼ぐためにはコピーライティングが全て」
「インターネットで稼ぎたいならコピーライティングだけを極めれば良い」

確かに僕もその通りだと思います。

しかし、僕はこれらの言葉自体にあまり意味があるとは感じられません。結局のところ、その意味で「コピーライティング」という言葉を使ってしまうと、コピーライティングは「ビジネスの総合的なスキル」と言えるからです。

コピーライティングとはどんなスキルか?

「コピーライティングスキル」と言うと、どのようなスキルをイメージされるでしょうか?

たとえば、セールスレターの成約率を高めるスキル、文章で商品を売るスキル、大半の方にとって、コピーライティングはこのようなイメージだと思います。そもそも「コピーライティング」や「マーケティング」といった、ビジネスで使われる用語は誰かがしっかりと決めた定義があるわけででもありませんので、かなり曖昧なままの言葉がたくさんあります。

ですので、おそらく「コピーライティングスキル」という言葉にも、人それぞれのイメージの幅があると思います。ただ「セールスレターの成約率を向上させるスキル」と「文章を使ってセールスを行うスキル」というイメージは少なくとも含まれているはずです。

この2点のイメージに絞って「コピーライティングスキル」をもう一度考え直してみましょう。

成約率が高いとはどういうことか?

インターネットで商品を売る場合の、文章でセールスを行って成約率を高めることがコピーライティングの大きな役割です。しかし「成約率」とはそもそも、一体に何に影響されるものなのでしょうか?

まず「成約率を高めたい」という目的があるわけですから、当然ターゲットのユーザーに対する「オファー(=提案)」が大前提としてあります。「どうやって書くか?」ではなくて「何を書くか」ですね。

ただターゲットに対して「どんなオファーを行うべきか?」は、どんなユーザーをターゲットにするかによっても変わっていきますし、そのユーザーをどうやって集めたかによっても変わります。

また、どんなユーザーをターゲットにするかというは「市場のリサーチした結果」によっても大きく変わるものです。もちろん、更にそこに加えて魅力的なオファーを作るための「企画力や発想力」が必要になります。

つまり、文章のレトリックや心理学的な話云々は「総合的なビジネス力」や「総合的なビジネススキル」の上にあるものだということです。決して「そのセールスレターが売れるかどうか?」という成約率の問題は、文章の構成や表現方法のテクニックはごく一部分のスキルでしか無いということです。

もし仮に「そこも含めてコピーライティングだ」と言う反論があるのであれば、結局のところ「コピーライティングを駆使して成約率を上げる」ということは、市場リサーチ、企画力、マーケティング力などの「総合的なビジネス知識」や「総合的なビジネススキル」を総動員して成約率を上げるという意味と同じになってしまいます。

「コピーライティングで解決しないビジネス上の問題は無い」
「アフィリエイトで稼ぐためにはコピーライティングが全て」
「インターネットで稼ぎたいならコピーライティングを極めれば良い」

つまり、こういう主張はコピーライティングという「たったひとつのスキル」さえ身に付ければ良いと言っているように見えるだけであって、実は「ビジネスの全ての力を身に付けましょう」という、すごくあたり前のことを言っているだけに過ぎないのです。

よく考えてみると、話が元に戻ってしまっているだけの説明のことを「トートロジー」と言います。

「コピーライティングで解決しないビジネス上の問題は無い」
「アフィリエイトで稼ぐためにはコピーライティングが全て」
「インターネットで稼ぎたいならコピーライティングだけを極めれば良い」

僕はこのような類の主張を見ると、「1+1は1+1です」と言っているような、あたり前のことを、あたり前に言っているだけの主張にどうしても聞こえてしまいます。

コピーライティングを神格化する前に

オファーの成約率を高めるスキルが「コピーライティングスキル」だとすれば、たとえばQUESTやAIDAやPASONAに沿って、テクニックを散りばめたセールスレターを書いていくことは、本当の意味でのコピーライティングスキルでは無いということです。

それらはあくまで「文章を書くためのテクニックや考え方のひとつ」であって、それ以上のものでもそれ以下のものでもありません。成約率の高い文章を書くことができるということは、これまで説明したように、紛れも無く「総合的なビジネススキルと知識」が必要になるからです。

そこを避けて成約率だけを向上させることは絶対にできません。ですので、あまり「コピーライティング」という言葉や惑わされないようにする態度が大切だと僕は考えています。

「コピーライティングで解決しないビジネス上の問題は無い」
「アフィリエイトで稼ぐためにはコピーライティングが全て」
「インターネットで稼ぎたいならコピーライティングだけを極めれば良い」

これらの表現は、実はそれ自体が「コピーライティング教材を売るためのレトリックに過ぎない」と考えた方が良いと思います。

コピーライティングは重要か?

ここまでの僕の説明は、否定的な見方でコピーライティングについて書いてきたように映ってしまったかもしれません。しかし、僕は「コピーライティング」という考え方そのものは、特にインターネットビジネスにおいては欠かすことができないものだと考えています。

コピーライティングスキルを身に付けようとする態度とは、

「オファーの成約率の高い文章を書こう」
「読まれる文章を書こう」
「心を動かすことができる文章を書こう」

これらを身に付けるために意識するということでもあります。たとえば、読まれる文章を書くことができればブログの滞在時間も伸びますから、SEO対策にそのまま役立つと言えます。

そんな文章を書けるようになるための努力をしていくことは、セールスレターの成約率だけで無く、メルマガのオプトイン率の向上などにもつながっていくはずです。新聞、雑誌、テレビと同じように、メディアの本質は間違い無く「言葉=コミュニケーション」にあります。

インターネットを通して人とコミュニケーションするための道具としても、メディアの形は変わっても「言葉」がいつの時代にも中心にあります。その本質部分に真正面から向き合っているスキルが「コピーライティング」だと僕は考えています。

しかし、成約率を向上させるための「成約率を高めるためのコピーライティングスキル」は、コピーライティングに関する本や教材を大量に買い漁ったり、セミナーに参加したとしてもあまり意味があるとは僕には思えません。その大体は「文章の書き方講座」ばかりがテーマとして取り上げられているからです。

成約率が低いなら、そもそもの原因は文章表現や心理学などの知識よりも「総合的なビジネスの基盤のゆるさ」にあるかもしれません。「コピーライティング」という言葉にはあまり惑わされないようにしながら、総合的なビジネス力の基盤を固めつつ、本当の意味でのコピーライティングスキルを向上させていくべきだと、僕は考えています。


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ABOUTこの記事をかいた人

実績:大手ASPアフィリエイターランキングTOP100以内。経歴:上場企業の広告代理店勤務、アフィリエイト歴7年。スキル:WEBデザイン、コピーライティング、ネット広告運用、WEBメディア運営、SEO、SEM、LPO、アクセス解析など。プログラミングも多少できます。