最近「スーパーマリオブラザーズWii」で遊ぶ機会がありました。
「今更Wiiかよ!」というツッコミもあると思いますし、僕も久しぶりのゲームでやる気もあまり無かったのですが、これが意外と面白い笑
子供向けのゲームですが、難しいステージも多く、ゲームに慣れていないと何度も失敗してしまいます。
で、面白いなと思った機能が、どれだけプレイしてもうまくいかないゲームが下手な人のための「おてほんプレイ」というサポート機能です。
「おてほんプレイ」というのは、あまりに何度も同じステージでミスをすると、見本を見せてくれるルイージが出てきて、ステージをクリアするまでのプレイ動画をコンピューターが実演してくれる、という機能です。
何回プレイしてもクリアできなかったステージが、一回の「おてほんプレイ」を見ることで、「あーそういう風にやればクリアできるのか」とわかることも多くあるのです。
つまり、「おてほんプレイ」を見ることで、ステージをクリアするイメージができるようになる、というわけです。
これは面白いな、と思ったので色々と調べていたら、任天堂の公式ページでこんな社長のインタビューがありました。
宮本
まず、『マリオ』を遊んでいて、
どうしても自分でクリアできないと
泣きそうになりますよね。岩田
はい。泣きそうになります(笑)。
宮本
そもそもクリアできないのには理由があって、
ゲームが本当に難しくてクリアできない場合と
ゲームを理解できなくてクリアできない場合があると思うんです。
たとえば、リフトに乗ってピョンピョン跳べば
カンタンに進めるはずなのに、
わざわざ変なコースを選んでしまうから
何度やってもミスをしたりするんですね。岩田
正しくない手順でやっているから
自分で難易度を高くしているということですね。宮本
そうなんです。
そんなとき、上手な人のプレイを見れば
「ああ、こうすればよかったんだ」というのがわかって、
自分で解けるようになったりするんです。
そういうことが、自宅でもできたらいいなと思って、
そこでつくったのが「おてほんプレイ」です。岩田
「おてほんプレイ」というのは?
宮本
ルイージがそのコースの
正しい進め方を見せてくれるんです。
引用、https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/smnj/vol1/index5.html
ビジネスも同じ?
お金を稼ぐための勉強となると、どうしても本質的な考え方や応用できるノウハウを勉強しよう、と考えて、知識ばかりを身に付けようとしてしまうものです。
もちろん、ビジネスで稼ぐためにはそういう知識をインプットすることも重要だと思います。しかし、一番重要なのは「イメージ」を掴むことではないでしょうか?
どれだけ本や教材でインプットをしても、実例が無ければイメージは作られません。
本や教材でインプットすることは、間違いなく重要です。特に、情報がお金になるビジネスでは間違いなく必要です。
「現代経営学」あるいは「マネジメント」で有名なピーター・ドラッカーも「我々は知識経済へと移行している」と言っています。
しかし、たくさんのインプットをしている人ほど、今一度、じっくりと「うまくいっている実例」を見てみてください。
本や教材を読み込んでいるだけでは意味がわからなかった部分は、「こうやれば良いのか」「そういう意味だったのか」とわかることも、きっと多くあるはずです。
具体的な実例が見れなくても、リアルな体験談を具体的な事例として聞くことによっても、自分がビジネスに応用できる「使える知識」が身に付くと思います。
多くの人の成功事例を聞くこと、成功実例を見ることは、ビジネスをクリアするための「おてほんプレイ」を見るようなものではないでしょうか?
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