文章を書くことが苦手なら・・・
ブログ記事やメルマガ記事を書くとき、他にもセールスレター、セールスページを書くためには「文章力」が必要です。
ここでの「文章力」についてはもう少し掘り下げる必要があるかもしれませんが、ビジネスにおける「文章力」が、特にアフィリエイトや情報起業などのインターネットビジネスには必須と言えます。
書店などを見渡しても多くの文章術、文章力関連のビジネス書が山積みにされているように、多くの人が大なり小なり「文章がうまく書けないこと」に悩んでいるのではないでしょうか。
ただ、特にインターネットビジネスでは、「文章コンテンツを作成する場面」は多くの場面で出てくると思いますので、文章に対する苦手意識はできるだけ早い段階で克服することに越したことは無いと思うのです。
もちろん、文章を書くためのスキルは「高めれば高め続けることができるスキル」だと思います。(その「文章力」の定義にもよるかもしれませんが・・・)
[clink url=”https://affipop.com/?p=1243″]実際、僕は現在アフィリエイトを実践されている方のコンサルティングなども行なっていますが、「文章が思い付かない、書けない、手が止まってしまう、遅い・・・」といった悩みは多く頂く相談内容のひとつです。
今回は「文章が(うまく)書けない理由」について、またその悩みの対処方法について書いていきたいと思います。
それでは早速、いってみましょう。
どうすれば文章を書けるか?
文章力を高めたいとき、「文章力」あるいは「コピーライティング」関連の書籍や教材などを購入して勉強することが最も良い手段なのでしょうか。
もちろん、ヒントになることも多いですし勉強になることも多いと思います。
しかし、ただそういった書籍や教材のノウハウやテクニックばかりをインプットすることが、そのまま「ビジネスにおける文章力」に繋がらないことは言うまでも無いかと思うのです。
僕は、単に「ビジネスにおける文章力」を高めていくためには、むしろ「文章を書くぞ!」という意気込んだ意識、たとえば、変に文章を書くための方法論などを求める姿勢が、そもそも「ビジネスにおける文章」を書く意識としてはあまり良くないではないかと考えています。
ビジネスにおける文章は、ほぼその全て説明文だと思いますので、むしろ「口で喋って説明する感覚」で、そのままキーボードに向かってタイピングをする方が「良い文章」が書けるのでは無いでしょうか。
たとえば、目の前にいる人に何かの説明を求められた状況を想定して考えてみましょう。
「漫画ドラえもんとはどういう話ですか?」
すごくシンプルな例ですが、このような質問内容であれば、おそらく目の前の人に説明することはそれほど難しくないはずです。
おそらく、一言一言を考えて説明をすることなく、ある程度「感覚的に」ドラえもんの漫画の概要を説明することはできるのではないでしょうか。
つまり、口で「感覚的にスラスラと説明できる話」もあるということです。
そういった「感覚的にスラスラと説明できる話」であれば、口で説明するようにそのまま文章にしていけば、感覚的にスラスラと書けるはずです。(口で喋ることと文章は少しだけ違いますので、やはりそのための練習は少し必要ですが・・・)
「感覚的にスラスラ説明できる話」と「手が止まってしまい、なかなかうまく説明できない話」の違いは一体どこにあるのでしょうか。
このように考えてみると、「文書が書けない」という悩みにはいくつかの原因が考えられます。
原因1、そもそも、文章を書けるだけの内容が頭の中に無い
先ほどの「ドラえもんの説明」であれば、おそらく誰でもスラスラと説明をすることができると思います。
また、少なくとも口でスラスラ説明できないことは、文章でスラスラと書けることはあり得ないことは明らかだと思います。
ということは、まず文章を書けるためには「そのテーマについて説明できるだけの知識が頭にあること」が大前提ということです。
今回の例で言えば「ドラえもんの知識があるかどうか」です。
これまでの僕の指導経験上ですが、書く内容が頭に浮かんでいないことが問題にも関わらず、その原因が「文章力が無いから」であると問題を履き違えてしまっていることがあります。
文章が書けない理由は「内容が思い付いていないから書けない」のでしょうか?
それとも、「書きたい内容はあるけど、どうやって書けば良いのかわからない」のでしょうか?
このどちらが自分の原因であるかをまず突き止める必要があります。
原因2、「目の前に人がいる感覚」で書いていない
ブログ記事やセールスレターは、論文などとは違います。
むしろ、アフィリエイトなど、情報発信を主体とするビジネスにおいては「堅い表現や書き言葉」で文章を書くことは、ターゲットの反応を下げてしまっていると考えるべきです。
その理由は、論文のような文章は多くの人にとって「読みにくい文章」だからです。
ターゲットとして想定する読者によっては当てはまらない場合もありますが、一般的にビジネスにおいてターゲットとする人の多くは「日常会話に近い文章」を読みやすいと感じる傾向にあると言えます。
ということは、目の前の人に話しかけるような意識で文章を書いていくことは、「説明に詰まりにくい」というメリットがあるだけで無く、ターゲットの反応を高めることにも繋がるということです。
特にセールスレター、セールスページの文章を添削する場合によくある傾向ですが、「スラスラと書けず、文章を書きながらよく詰まってしまう」という悩みを持っている方の多くは、自分の文章のターゲットがブレてしまっていることが多いです。
たとえば、ひとつのセールスレターの中において「どういうターゲットにメッセージを届けたいのか?」が、1ブロックごとに、あるいは1文ごとにブレてしまっている印象を受けるような文章になってることがあります。
「ペルソナマーケティング」のように、たった一人のターゲットを細かく設定して書く、という意識まで読み手のイメージを絞り込む必要性は無いと僕は思いますが、ある程度ターゲットの幅は狭めなければ、文章が書きにくいことも当然です。
読み手に想定する「ターゲットの幅を取りすぎていること」が、文章を書いていくときの迷いに繋がってしまっているとも考えられます。
原因3、自分の基準で「完璧な文章」を書こうとしてしまっている
ブログ記事やセールスレターなど、「恥ずかしい文章をウェブ上に公開したくない」と感じてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、自分を基準に、自分が納得する「完璧な文章」を書こうとしてしまう意識では、慎重になってしまい、文章を書き始めることさえもなかなかできなくなってしまうと思います。
まず大前提として、ビジネスにおいて文章を書く目的は「読み手ありきの文章」です。
大事なポイントは「自分が納得いく文章になっているかどうか」ではなく、常に「ターゲットが読んでどう感じるか?」を基準にする意識です。
どうせ文章なのですから、何度でも「書き直し」ができます。
頭に「書きたいこと」があり、目の前にいる人に説明していく意識で文章を書いていけば、それほど言葉に詰まるようなことは無いと思います。
とにかく目の前の人に説明するつもりで文章を書き、あとで自分の文章を「ターゲット目線で良し悪しを判断する」ということを行なってみてください。
客観的に見て「ターゲットにとって適切な文章になっていない」と感じられる場合には、もう一度文章を修正する、あるいは書き直せば良いだけなのです。
ビジネスにおける「文章の目的」を理解する
特にインターネットビジネスにおいては、文章を書く目的は「自分が納得できる文章を書くこと」ではなく、多くの場合は「ターゲットに自分の伝えたいことを伝えること」だと思います。
もちろん、最低限、日本語として成立していない文章は修正するべきですが、「ターゲットに伝えたいことを適切に伝えられる文章になっているかどうか」が最も重要な判断基準と言えます。
そういった文章になっていなければ、いくら自分の満足度が高くても意味がありません。
改めて、文章を書くことの目的を再認識することも大切だと思います。
原因1、そもそも、文章を書けるだけの内容が頭の中に無い
原因2、「目の前に人がいる感覚」で書いていない
原因3、自分の基準で「完璧な文章」を書こうとしてしまっている
この3つの原因に囚われてしまっていないかどうかを意識しながら「文章力」のスキルを高めていってみてください。
きっと、その意識で経験を積み上げていくことで、文章執筆のスピード、文章のクオリティも自ずと上がっていくはずです。
コメントを残す